もののけ姫は私が好きなジブリ作品第一位に輝く作品です♪
みなさんはどうですか?
もののけ姫といえば、主題歌がとても有名ですよね。
歌詞の中で、おまえやそなたなど人を指す言葉が出てきています。
これはいったい誰のことなのでしょうか?
また、「はりつめた弓のふるえる弦よ」はどういう意味なのでしょうか?
今回は、もののけ姫の歌詞の意味を考察していきます♪
[box class=”pink_box” title=”この記事を読むと”]- もののけ姫の歌詞の意味
- 「張り詰めた弓の」「おまえそなた」
がわかる![/box]
もののけ姫の歌詞の意味おまえそなたは誰か考察!
絵コンテによると、サンはアシタカから小刀を貰ったとき、石の美しさにおどろいて、急に胸がキュンとしていたそうです。
元々、カヤから貰ったものだと知ったら、どう思うんでしょうね。笑pic.twitter.com/BVJZxzkT68
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) February 19, 2023
もののけ姫の主題歌は米良美一さんが歌われています。
皆様おなじみの、「はりつめた弓の」から始まるあの歌です。
米良さんが歌われることで、もののけ姫の世界観が出ると言いますか、あの雰囲気はなかなか出せるものではないですね。
米良さんも初めはどんなふうに歌うか迷われたそうです。
おまえもそなたもサンのこと
この歌詞の中に出てくる「おまえ」や「そなた」はどちらもサンのことなのです。
ジブリではイメージアルバムというものが作られます。
このイメージアルバムというのは、映画のキャラクターたちのイメージソングみたいなものです。
作詞されるのは宮崎駿監督。
もののけ姫はイメージアルバムが作られた当初では、おまえとそなたの位置が今と逆になっています。
どういうことかといいますと
もののけ姫 | 月の光にざわめく おまえの心 その切っ先によく似た そなたの横顔 |
イメージアルバム時 | 月の光にざわめく そなたの心 その切っ先によく似た おまえの横顔 |
イメージアルバム完成後それをきいた宮崎駿監督の
「そなたとおまえの順番を逆にした方がいいのでは」
この一言で今の歌詞となりました。
そして、歌詞のイメージ的におまえという表現からそなたに変わっていく方が良いという理由もあるようです。
おまえとそなたは順番を変えても不自然ではないので、どちらもサンのことだと言えます。
アシタカのサンへの思い
そもそもこのもののけ姫という歌、これはアシタカのサンへの思いが歌われている曲なんです。
米良さんがこの歌を歌う時にどのような気持ちで歌うのか悩まれたそうです。
その際に宮崎駿監督が
「アシタカがサンへの気持ちをうたった歌です」
と助言されています。
これは「もののけ姫はこうして生まれた」にその様子が映されているので、気になる方は是非みてみてください。
[voice icon=”https://trend-wind.com/wp-content/uploads/2021/03/avatar20210330083316.png” name=”トレ子” type=”l”]アシタカの思いが歌になるなんて、サンのことどんだけ好きなんだ…[/voice]最初からアシタカはサンに猛アタックでしたもんね。
もののけ姫の歌詞の張り詰めた弓の意味を考察!
「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない」ってセリフの通りサンは劇中アシタカ以外の人間とは一言も口をきかないんだけど、ジブリのこういう後から気づいてハッとするあからさまに表現しない表現が大好き! pic.twitter.com/xkaq2GFBnH
— ちゃんす@ジブリ垢 (@ghibliii_2525) April 9, 2022
では次に「張り詰めた弓の」の部分を考察していきます♪
[box class=”yellow_box” title=”結論”]葛藤に苦しむアシタカの姿を描いている[/box]
このように考察しました。
弓をもっているのはアシタカですよね。
詳しくみていきましょう♪
葛藤に苦しむアシタカの姿
[box class=”glay_box” title=””]はりつめた弓の ふるえる弦よ[/box]
こちらの部分で弓を限界までひいていますが、放つかどうかためらっている姿が想像できます。
ためらっているのはもちろんアシタカ。
アシタカは祟り神の呪いを受け、人の首をはねるほど力が強くなりました。
作中でもアシタカは人助けのために、兵士の首や腕を何度もはねています。
いくら敵とはいえ人の首をはねる、人に弓を射ることは相当な覚悟がいるはずですよね。
また、力を使うほど呪いの力は全身に広まります。
アシタカはしっかりしているようでまだ17歳。
自分を死へと導く呪いに恐怖を感じていたはずです。
歌詞で矢を放っていないところがさらに、いろいろな葛藤に苦しむアシタカの姿を思い浮かばせます。
たった15文字で葛藤に苦しむアシタカの姿を表現できるのはすごすぎます。
サンの存在
アシタカの中でサンの存在は1番です。
サンに殺されていもおかしくない状況で、涙します。
アシタカにとってサンは唯一心の許せる存在だったのかもしれません。
「はりつめた弓の ふるえる弦よ」に続くこちらの歌詞。
[box class=”yellow_box” title=””]月の光にざわめく おまえの心[/box]私はサンがアシタカを殺めようとした場面と2人が洞窟で過ごしている夜が思い浮かびました。
アシタカを生かすか殺すか悩んでいるサン、アシタカのことを気にするサンの様子が描かれているのではと考察しました。
人間をたすけるなんて、と思ったかもしれません。
サンにとってアシタカが気になる存在になったのは確かですね。
もののけ姫の歌詞の意味全体を考察
傷を負ったアシタカの頭の上に、サンが小枝を立てるシーンがあります。これは、榊(サカキ)の若木です。
木に神と書いて榊というように、榊は神道において神と深い関わりがあり、神棚に祀られる神聖な植物です。このシーン、サンは榊を頭上に立てることで、アシタカの命を神にゆだねたのです。 pic.twitter.com/8RZUkbvQah
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) March 13, 2023
もののけ姫の歌がアシタカがサンへの思いをうたった歌だということがわかりました。
さて次は、その他の部分について考察してきます。
※あくまでも筆者の考察のため、温かい目で見ていただけると幸いです。
第2パートの歌詞の意味
[box class=”glay_box” title=””]とぎすまされた刃の美しい
そのきっさきによく似た そなたの横顔[/box]
「とぎすまされた刃の美しい」
ここで思い浮かぶのはサンの持っているあの剣のような武器。
あの刃のようにサンの人間への敵意は鋭いものだったように思います。
この敵意は家族を守るためというサンの思いからのもの。
その敵意さえも美しいとアシタカは感じたのでしょう。
実際にサンに刃をのど元に突き立てられながらも
「そなたは美しい」
と発言していますからね。
美しいという理由だけであんなに無茶をして助けたんかい!
と思いますが、アシタカのサンへの思いが爆発している部分だなと個人的には思いました。
第3パートの歌詞の意味
[box class=”glay_box” title=””] 悲しみと怒りにひそむ まことの心を知るは森の精 もののけ達だけ もののけ達だけ[/box]
作中の動物がタタリ神になってしまう原因は人間にもあります。
アシタカの村にでたタタリ神の体の中には、エボシが過去に放ったであろう弾丸が埋め込まれていました。
その弾丸がシシの体を蝕んでいたことは想像がつきます。
痛い苦しい、それに対しての怒りや悲しみといったいろいろな感情が混ざり合って、シシはタタリ神になってしまいました。
その本当の心、意味を知っているのはもののけたちだけと歌っているとこうさつしています。
エボシたちもシシ神の首を狙ったのはいいものの、あんな大惨事になるとは思っていなかったと思います。
あそこで自分たちのしてきたことが間違いだったと気づかされるんですよね。
極限までいかないと人間は最悪の事態になることがわからない、という人間への情けなさも感じ取れます。
第3パートはもののけ姫の総まとめだと思いました。
もののけ姫の歌詞のおまえやそなたはサンのこと!意味を考察すると奥が深かった
もののけ姫は何回みても飽きない。
「もののけ姫」の歌詞は
アシタカのサンへの心の気持ちを歌詞にしたって聞いて更に好きになった。 pic.twitter.com/kTEcYtsChQ— ユン (@kamuiJr_love) October 26, 2018
以上、もののけ姫の歌詞の意味「張り詰めた弓」「おまえそなた」をご紹介しました。
[box class=”blue_box” title=”まとめ”]- 「張り詰めた弓の」はアシタカの苦しむ葛藤を歌っている
- 「おまえやそなた」はサンのこと
- 第2パートはサンへの思い
- 第3パートは作品の総まとめ[/box]
この歌詞で分かったことは、アシタカはサンのことがどんな状況であれ美しくみえていたのだろうなということ。
そして、第3パートで作品の根本的な問題が提唱されていること。
この短い曲の中でこれらが表現されているのはすごいですよね。
やっぱりジブリは奥が深い。
皆様はどのようにとらえられましたか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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